【文化庁メディア芸術祭マンガ部門】2015年

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【文化庁メディア芸術祭マンガ部門】2015年

ランキング

新人賞 町田くんの世界

物静かでメガネ。

そんな外見とは裏腹に成績は中の下。

アナログ人間で不器用。

なのに運動神経は見た目どおりの町田くん。

得意なことが何もないと本人は思っていますが周りからは愛されています。

その理由とは?

別マの新感覚連載、必見の第1巻です。

 

新人賞 たましい いっぱい

この日々は、たぶん、世界で一番大切な、かけがえのないもの、だから。

そのすべてが、心も命も優しさも悲しみも…たましいなんだ。

絵本作家、イラストレーターとして活躍してきた著者が、コミックビームに5年間に渡って少しずつ少しずつ発表してきた漫画作品を、一冊に。

ささやかだけれど、ここにしかない、多彩でファンタジックな光を放つ結晶体、清新な女流漫画家の処女作品集。

 

新人賞 エソラゴト

色あせた少年のセカイは、少女で色づく。

巨大な電波塔が佇む街「重宙(エソラ)市」に住む少年「仁科量(ニシナ カズ)」。

彼は変化のない日々を受け止めつつも、心のどこかで「不思議なこと」を求め、ビデオカメラで「日常の風景」を撮り続けていた。

そんなある日、いつものように廃墟で撮影をしていた彼の目の前に、爆音と共に「真視相(マミル アイ)」という少女が現れる。

それは待ち望んでいたはずの「非日常」の始まりだった…。

若き才能がセンシティブに描くフルカラーコミック登場。

 

優秀賞 Non-working City

台北市のどこかにあると噂される架空の都市「Non-working City」を描いたマンガ。

そこは仕事も競争もない、自足したパラダイスで、すべてが信じられないほど美しい。

毎月決められた人数だけその都市に入ることができるが、正確な入口を把握している者はいない。

そんな「Non-working City」に、借金に苦しむカップルが期せずして入り込む。

 

優秀賞 機械仕掛けの愛

本を愛する刑事、最強の兵士、子育てのベテラン、失敗ばかりのダメ店員。

ココロを持ったロボットたちの愛情と葛藤、そして“人間”を描きだす、切なくて温かいオムニバス。

 

優秀賞 弟の夫

ゲイアートの巨匠、田亀源五郎、初の一般誌連載作品。

弥一と夏菜、父娘二人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやって来た。

マイクは、弥一の双子の弟の結婚相手だった。

「パパに双子の弟がいたの?」

「男同士で結婚って出来るの?」

幼い夏菜は突如現れたカナダ人の“おじさん”に大興奮。

弥一と、“弟の夫”マイクの物語が始まる。

 

優秀賞 淡島百景

恋とも友情とも、憧れとも執着とも、嫉妬とも恐れとも、言葉にできない、大切なきもち。

舞台に立つことを夢みて歌劇学校に通う少女たちの心を、鮮やかに切り取った青春群像シリーズ。

淡島(あわじま)歌劇学校合宿所。

通称“寄宿舎”には、舞台に立つことを夢みる少女たちが全国から集まってくる。

ミュージカルスターに憧れて入学した若菜。

親友の思いを背負って学び続ける寮長の絹枝。

周囲の視線を集める美しき特待生の絵美。

かけがえのない季節をともに生きる少女たちの青春グラフィティ。

 

大賞 かくかくしかじか

自分は絵がうまい。

本気でうぬぼれていた林明子(高3)は竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ…。

少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ。

 

まとめ

2015年の文化庁メディア芸術祭マンガ部門は『かくかくしかじか』となりました。

おめでとうございます!

クリエイターが選ぶだけあって、今年も辛口のラインナップとなりました。

結構漫画読んでいると思っていたのですが、1位の『かくかくしかじか』、『町田くんの世界』以外わかりませんでした。

すみません。

東村あきこ先生は『ママはテンパリスト』『東京タラれば娘』『海月姫』『主に泣いてます』などヒット作連発しており、マンガ大賞と合わせて2冠目を達成いたしましたね。

美大出身だけあって画力が高く、喜怒哀楽どの感情を描かせてもセンスが光っています。

東村先生の作品を一度も読んだことない方は、『かくかくしかじか』読んでみることをお勧め致します。

とても読みやすく、ノンフィクションの為(東村先生の自伝)感情移入しやすいです。

※子供がいる方には問答無用で『ママはテンパリスト』をお勧め致します。