【よつばと!】何故進みが遅いのか【あずまきよひこ】

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【よつばと!】何故進みが遅いのか【あずまきよひこ】

はじめに

頭空っぽにして読めるほのぼの日常系の最高峰といえば「よつばと!」ですね。

「よつばと!」が第20回手塚治虫文化賞<マンガ大賞>を受賞してから早5年が立とうとしています。

さてどれくらい巻数が進んだか調べてみると、当時が13巻、今度出るのが15巻です。

(※2021年2月現在)

5年で2巻しか進んでいません!!!

これはHUNTER×HUNTER生みの親、富樫先生もびっくりな遅さです。

そんなあずまきよひこ先生の仕事の進捗にスポットを充てた記事を書いてみました。

https://twitter.com/azumakiyohiko/status/1360810822314975234

あずまんが大王時代

萌え四コマ、日常空気系と言うジャンルを確立したこの作品。

キャラクターの配置は、日常系漫画の最高峰「日常」にも影響を与えている。

そんなあずまんが大王の発売日を確認してみると

1巻:2000年2月10日発売

2巻:2000年10月27日発売

3巻:2001年9月10日発売

4巻:2002年6月10日発売

とそんなに遅れた進捗は見られなかった。

1巻~2巻が約8か月

2巻~3巻が約10か月

3巻~4巻が約9か月

この頃のあずま先生は年齢32歳頃であり社会人でいうと、仕事バリバリまさに脂がのっている頃である。

また、「よつばと!」と違いアニメ化もされており、この頃は不定期連載になるとは到底思えなかった。

 

よつばと!時代

あずまんが大王は学園ものコメディであり、現代の時間軸と同じちょうど3年の卒業と同時に連載を終えた。

その後、あずまんが大王の連載を終えた翌年、2003年から問題作の「よつばと!」が連載開始となった。

「よつばと!」の発売日は以下ご参照。

1巻:2003年8月27日発売

2巻:2004年4月27日発売

3巻:2004年11月27日発売

4巻:2005年8月27日発売

5巻:2006年4月27日発売

6巻:2006年12月27日発売

7巻:2007年9月27日発売

8巻:2008年8月27日発売

9巻:2009年11月27日発売

10巻:2010年11月27日発売

11巻:2011年11月26日発売

12巻:2013年3月9日発売売

13巻:2015年11月27日発売

14巻:2018年4月28日発売

15巻:2021年2月27日発売

と、年を追う毎に進捗の遅れが垣間見れます。

大体3つの年代に分類することが出来そうです。

1巻~7巻あたりまでは全然遅れのない安定期

後述しますが、ダンボーが流行りだした頃ですね。

続いて8巻~12巻あたりまでが許容期

遅れはあるもののまだ許容範囲内の半年遅れくらいですね。

大体11か月~16か月の間で推移。

そして13巻~15巻が、暗黒面に落ちた富樫期

大体直近3巻は、3年周期となっております。。

よつばと!16巻の発売は、2024年の3月頃と推測されます。

https://twitter.com/azumakiyohiko/status/1360552540887085058

何故進みが遅いのか

本題に入りたいと思います。

なんでこんなに進みが遅いのか。

大きく3点程あげさせて頂きます。

① ダンボーの存在

これが非常に大きいと思われます。

よつばと!は知らなくてもダンボーを知っている人はいる位、愛されているキャラクターです。

リボルテックや、プラモデルなんかも人気ですね。

このダンボーリボルテックが発売されたのが2007年、調度許容期のずるずる遅れだす頃となります。

このダンボーグッズが売れに売れ、ダンボー展、原画展など漫画以外の仕事が多くなったことが第一の理由と言えます。

https://twitter.com/marui_shibuya_a/status/1362688405117702144

② 加筆修正の多さ

よつばと!は富樫先生同様単行本時の加筆修正が非常に多いです。

月間連載のため、ただでさえリリースペースは遅いのですが、連載をSTOPさせる加筆修正期というものが存在するらしいです。

③ 作者の年齢

よつばと!は作者の実体験を基にしたお話しがいくつか存在します。

あずま先生は2011年のブログに、「子どもがいない」と記載しております。

当時43歳と言うことから推測すると今でも子供がいない可能性は大きいです。

1巻の発売時の年齢が、34歳であり当時はよつば位の年齢の子供が一番周りにいる時期かと思われます。

自分自身に子供がいなくとも、友達の子供や兄弟の子供ですね。

そこから月日が流れ、周りにいたよつば世代の子供が成長してしまい、お話を作るのが難しくなってしまったのかもしれません。

まとめ

大きく3点あげさせて頂きましたが、作者しか知りえない諸事情はあるかもしれません。

ダンボーで稼いだからとか、漫画書くのはエネルギーが必要とか、加齢とか理由は色々あると思います。

あのシンプルな絵に、飽きさせない究極な魅力を封じ込めるのは、相当な努力が必要と思われます。

是非とも連載中止だけはしないで頂きたいものです。

あずま先生よろしくお願いします!!!