【手塚治虫文化賞】2019年

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【手塚治虫文化賞】2019年

ランキング

最終候補 フラジャイル

岸京一郎、職業・病理医。

病理医とは、生検や病理解剖などを行って、病気の原因過程を診断する専門の医師のこと。

各診療科の医師は、彼の鑑別をもとに、診断を確定させたり治療の効果をはかる。

医師たちの羅針盤となり、人知れず患者を救う岸。

医師たちは彼について、口をそろえてこう言う。

「ヤツは強烈な変人だが、極めて優秀だ」と。

 

最終候補 ダルちゃん

普通の人に「擬態」しても、生きづらい。

ダルダル星人の姿を隠して、一生懸命に「働く24歳女性」に「擬態」するダルちゃん。

ダルちゃんは「普通」じゃない。

そのままの姿だと気持ち悪がられます。

だから社会のルールを一生懸命覚えて、居場所を探します。

誰かに合わせて生きていると、自分が本当は何を考えているのかわからなくなるけれど、それで相手が喜んでくれているのなら、人に合わせることの、何がいけないのだろう。

 

最終候補 さよならミニスカート

その日、彼女は「女の子」をやめた。 

女子で唯一、スラックスで通学する仁那が抱える秘密とは。

衝撃のドラマが幕を開ける。

 

最終候補 健康で文化的な最低限度の生活

新卒公務員の義経えみるが配属されたのは福祉事務所。

えみるはここでケースワーカーという生活保護に関わる仕事に就くことになったのだが、そこで生活に困窮した人々の暮らしを目の当たりにして。。

新聞メディアはもちろん、現職のケースワーカー、医療、福祉関係者の方も注目する本格派ドラマ「生活保護」に向き合う新米ケースワーカーたちの奮闘劇、開幕。

 

最終候補 海街diary

鎌倉に暮らす家族の哀歓を描く超人気作!

男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃に父の訃報が届いた。

母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない佳乃は。

鎌倉を舞台に家族の絆を描いた限りなく切なく、限りなく優しい内容です。

 

最終候補 ましろのおと

津軽三味線を背負い、単身、青森から東京へやってきた津軽三味線奏者・澤村雪。

師でもあった祖父を亡くし、自分の弾くべき音を見失ってしまった雪だが、様々な人と出逢いながら今、自らの音を探す旅を始める。

 

最終候補 約束のネバーランド

母と慕う彼女は親ではない。

共に暮らす彼らは兄弟ではないエマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。

しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。

真実を知った彼らを待つ運命とは?

 

最終候補 凪のお暇

空気読みすぎるの、もうやめたい…のに。

場の空気を読みすぎて、他人に合わせて無理した結果、過呼吸で倒れた大島凪。

仕事も辞めて引っ越して、モラハラ彼氏からも逃げ出して、新しい日々、始めます。

共感の声続々の、大島凪28歳の人生リセットコメディ。

 

最終候補 彼方のアストラ

宇宙への往来が当たり前になった近未来。

高校生のカナタ、アリエスら9名は“惑星キャンプ”に旅立つ。

未体験の宇宙旅行に胸を躍らせながら惑星に降り立った彼らを待ち受ける、予想外の事態とは!?

近未来SFサバイバルストーリー、始動。

 

短編集 生理ちゃん

「大変なのを生理のせいにできないから大変なんです」

悩める女性たちの元にも、ツキイチで生理ちゃんはやってくる。

イタイ、ツライ、メンドクサイを吹き飛ばすほど、笑って泣けちゃう大傑作!

共感の嵐を巻き起こす生理ちゃんが、嬉しい描き下ろしも収録して待望のコミックスに!

 

新生賞 あれよ星屑

敗戦から1年あまり。

ぼろぼろに焼け落ちた東京で、酒浸りの暮らしをしていた川島徳太郎は、かつて死線を共にした戦友・黒田門松に再会し。

その非凡なる画力に、同業者からも熱烈な賛辞を受ける、異色の漫画家・山田参助が挑む初の長編作。

闇市、パンパンガール、戦災孤児、進駐軍用慰安施設など、戦後日本のアンダーワールドの日常を、匂い立つような筆致で生々しく猥雑に描き出す、敗戦焼け跡グラフティ、開幕。

 

大賞 その女、ジルバ

伝説のママ・ジルバの店BAR OLD JACK&ROSE。

終戦直後から夜の世界で生きてきたホステスたちの高齢BAR。

ホステスの平均年齢は70歳以上。

人生の酸いも甘いも知り尽くした女たちが最高のおもてなしで、常連客たちを迎える。

そこへ飛び込んだ一人の新人・笛吹 新40歳。

大手スーパーの倉庫で働く彼女は、恋人なし、貯金なし、老後の安心なしの崖っぷち人生。

リストラで希望の職場も追われ、夢も、仕事も、結婚も、あきらめかけた彼女が、笑い、歌い、踊り、いつの日か忘れていた何かを取り戻していく。

昼と夜、二足のワラジで働くことになった、見習いホステス・“アララ”。

彼女のシングルライフに、どんな変化が訪れるのか!?

 

まとめ

手塚治虫文化賞、対象は『その女、ジルバ』となりました。

おめでとうございます!

絵がとてもきれい。世界観が素敵。

というわけではないのだが、今流行りの共感性が非常に高いのが要因の一つだと思います。

夜の世界の話なのに共感性を引き出せるのはやはり腕がよいからですかね。

デザイン的にはどことなく『花のズボラ飯 』 を思い出させます。

何か元気になりたいときとかに読むとパワーをもらえるのでお勧めです!