【文化庁メディア芸術祭マンガ部門】2019年

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【文化庁メディア芸術祭マンガ部門】2019年

ランキング

新人賞 メタモルフォーゼの縁側

75歳のおばあちゃんが出会ったもの、それはBL。

ふと立ち寄った書店で老婦人が手にしたのは1冊のBLコミックス。

75歳にしてBLを知った老婦人と書店員の女子高生が織りなすのは穏やかで優しい、しかし心がさざめく日々でした。

 

新人賞 見えない違い 私はアスペルガー

マルグリット、27歳。

本当の自分を知ることで、私の世界は色付きはじめた。

好き嫌いが多くて、周りの音が気になる、大勢の人がいる場所も、お喋りもニガテ、いつも彼氏を怒らせてしまう、でも動物は大好き。

フランスでベストセラーになった、アスペルガー当事者による原作のマンガ化。

「アスピー」たちの体験談と、日常生活へのアドバイスを収録。

 

新人賞 黄色い円盤

奇想ホラーの特攻隊長・黄島点心による「黄色い悪夢」に続く[奇想ホラー作品集]第2弾。

巨編「円盤」ら5編の奇想世界に溺れ舞え。

 

優秀賞 夕暮れへ

「こんな大人の漫画読んだことない 」と大絶賛の漫画。

ベテラン女性作家の埋もれていた名作短編が遂に復刊。

現在入手困難となっている「片々草紙」を収録。

巧みな人物描写で細やかに丁寧に描かれた人間ドラマは、 今こそ読み継がれるべき秀作。

 

優秀賞 百と卍

伊達男×陰間あがり 溺れるほど幸福で、愛おしい日々。

時は江戸時代・後期。

真夏の蒸し暑くせまい長屋で、熱い吐息交じりにまぐわう男がふたり。

元・陰間の百樹は、ある雨の日に卍に出逢い拾われた。

陰間の仕事としてではなく、やさしく愛おしく恋人として抱かれる瞬間はまるで夢のようで、そんな日々に百樹は幸せでいっぱいなのだった。

たとえ過去に、どんなことがあったとしても。

江戸漫画の革命児が描く、初のBL作品、満を持して発売。

 

優秀賞 凪のお暇

空気読みすぎるの、もうやめたい…のに。

場の空気を読みすぎて、他人に合わせて無理した結果、過呼吸で倒れた大島凪。

仕事も辞めて引っ越して、モラハラ彼氏からも逃げ出して、新しい日々、始めます。

共感の声続々の、大島凪28歳の人生リセットコメディ。

 

優秀賞 宇宙戦艦ティラミス

宇宙暦0156年、地球連邦政府と宇宙移民との抗争は激化していた。戦局を打開する為、地球連邦は新鋭宇宙軍用艦「ティラミス」を出航させる。

ティラミスの若きエース、スバル・イチノセは、眉目秀麗、成績優秀な天才パイロット。

だが彼の真の姿は、ティラミス艦内の集団生活に馴染めず、いつも専用機・汎用人型機動兵器デュランダルのコックピットにひきこもってばかりいる奴で。

孤独のコックピットギャグ、出撃!

 

大賞 ORIGIN

この世には人間ではないものが隠れている。

西暦2048年、東京。

北半球はユーラシア鉄道で接続され、あらゆる犯罪がこの極東の巨大都市へと流れ込んでいた。

闇の中で毎夜のように発見される、人間業とは思えない惨殺死体。

この世の暗がりの中に、理由なく人を殺す正体不明の存在がいることを、そしてそれを狩る男がいることを、まだ人間たちは知らない。

超絶技巧の絵師Boichiが描く、限りなく美しく、どこまでも残酷な衝撃のSFハードボイルド超大作、ここに開幕。

 

まとめ

文化庁メディア芸術祭マンガ部門 大賞『ORIGIN』おめでとうございます!

人間とロボットの戦いを描くアングラな世界。素敵です。

人間の筋肉や、背景、女の子まで本当に繊細に描かれており引き込まれます。

そしてクリエーターが選ぶだけあって、知らない漫画が多数ありました。

まだまだこんな風に知らない、読みたい漫画が出てくると嬉しいですね。